ダム湖周辺キャンプで役立つ安全対策と必携ギア5選

ダム湖周辺でのキャンプは景色と静けさが魅力ですが、水位変動や滑りやすい地形など危険もあります。この記事では安全対策と必携ギア5選を分かりやすく紹介します。

ダム湖の危険を把握する：水位変動・急流・落石への備え

ダム湖は水位が急に変わることがあり、岸で遊んでいると急な増水で流される危険があります。放流時は流れが速くなり、泳いだり近づいたりしないでください。また斜面や岩場は風化や雨で落石が起きやすく、崩落の恐れがあります。事前に天気や放流情報を確認し、ライフジャケットを着用、看板や係員の指示に従い、子供から目を離さないように注意してください。

安全な設営場所の選び方：高台確保・岸辺からの安全距離と避難ルートの確認

設営場所はまず高台を優先します。河川や湖の増水や大雨時に水が来ないよう、地面の高い場所を選び、低地や窪地、排水が集まる場所は避けてください。岸辺からは少なくとも10〜20メートル以上離れ、潮位や風向きも確認します。周囲の地形を見て崖や斜面の下、倒木の危険がないか確認し、車や集合場所からの最短避難ルートを複数決めて家族で共有してください。

水辺での行動ルールと監視体制：ライフジャケット着用・子どもの見守り・連絡手段の確保

ライフジャケット着用：水辺では必ずサイズの合ったライフジャケットを着用しましょう。空気や浮力材の不具合がないか、ベルトや留め具が正しく締まっているかを確認し、子ども用は年齢・体重に合った表示をチェックしてください。万が一の浮力確保が最優先です。 子どもの見守り：子どもから目を離さないのが基本です。遊ぶ範囲をあらかじめ決め、保護者同士で交代しながら常に目視で監視しましょう。子どもには危険な場所や遊んではいけない行動を分かりやすく伝えておきます。 連絡手段の確保：携帯電話は事前に充電し、防水ケースや防滴バッグに入れて携帯してください。電波が弱い場所もあるので、キャンプ場の管理人や最寄りの119/110以外の連絡先を控え、笛や携帯用ビーコンなどの代替手段も用意しておくと安心です。

気象変化と夜間対策：雷・強風・急激な冷え込みへの備えと緊急照明・防寒対策

雷や強風、急激な冷え込みはキャンプの危険要因です。雷対策は低木やテントポール、金属から離れ、雷鳴が近ければ車や建物に避難、地面に伏せるなど身の安全を最優先します。強風時は風下側を避け、ペグを深く打ちガイラインを増やしてタープは畳むか外すと飛散を防げます。急な冷え込み対策は重ね着と防風・防水の上着、濡れ衣服を早めに替え体温低下を防ぐこと。夜間はヘッドライトやランタンに予備電池・モバイルバッテリーを用意し、防水ケースで保護。湯たんぽやアルミブランケットで寝袋内を温めると安心です。

救助・応急処置と必携ギア：救急セット・ホイッスル・防水ライト・予備バッテリー・防寒予備衣類

救助や応急処置に備える基本ギアは、遭難や怪我の初期対応に役立ちます。市販の救急セットには絆創膏、包帯、消毒薬、鎮痛薬などが入っており、傷の応急処置ができます。ホイッスルは声が届かないときに位置を知らせる必需品で、鳴らすだけで救助を呼べます。防水ライトは暗闇や雨天でも視界を確保し、予備バッテリーはライトや携帯の電源切れを防ぎます。さらに急な冷えに備えて、防寒の予備衣類を持っておくと低体温症予防に役立ちます。これらをコンパクトにまとめてすぐ取り出せる場所に置いておくと安心です。