これからキャンプを始める方へ、トラブルを避け快適に過ごすための基本マナーを厳選してご紹介します。実践しやすい5つのポイントで、周囲に配慮できるキャンプを目指しましょう。
騒音や光に配慮して周囲の静寂を保つ

キャンプでは自分の音や光が周りに大きく影響することを意識しましょう。話し声や笑い声は小さめにし、夜は特に控えめにします。ラジオやスピーカーは使用しない、懐中電灯は地面に向けるなど光を拡散させない工夫をしてください。調理や片付けは静かに行い、他の人や動物の休息を妨げないように心がけると気持ちよく過ごせます。
ゴミは必ず持ち帰り、分別を徹底する

キャンプでは出たゴミを必ず持ち帰り、分別を徹底しましょう。燃えるゴミ、燃えないゴミ、ビン・カン・ペットボトルはそれぞれ分け、袋は二重にして臭いや破れを防ぎます。食べ残しや生ゴミは野生動物を寄せ付けるので特に注意し、サイトや周辺に残さないようにしてください。持ち帰り用の丈夫な袋を用意し、汚れた袋は透明袋に入れるなど区別すると捨て場でスムーズです。炭や灰は完全に冷ましてから専用容器に入れ、地域のルールに従って処理してください。小さな心がけが自然保護につながります。
焚き火やバーベキューは指定場所で、火の始末を確実に行う

焚き火やバーベキューは管理された指定場所で必ず行いましょう。周囲の可燃物は事前に片付け、風向きを確認して火が飛ばない工夫をします。水、消し砂、シャベルなどの消火用具を手元に用意し、子どもやペットから目を離さないでください。移動や就寝時には絶対に火を置き去りにせず、灰までかき混ぜて完全に冷えるのを確認してから処分します。施設や自治体のルール、利用時間を守り、万一に備えて連絡先を控えておきましょう。
自然や動植物を保護し、採取やいたずらをしない
自然や動植物を大切に守ることはキャンプの基本です。動植物に触れたり採取したりすると生態系を壊すことがあるため、観察は距離を保って行い、写真やメモで記録しましょう。珍しい植物やキノコは持ち帰らず、落書きや物を置くなどのいたずらもしないでください。ゴミは必ず持ち帰り、指定の場所以外で火や餌付けをしないように気をつけ、看板やルールを守って行動してください。
トイレや水場は清潔に使い、共有設備を尊重する
トイレや水場は次に使う人のことを考えて、必ず清潔に使いましょう。使用後は便器や洗面台を軽く拭き、トイレットペーパーや生ゴミは指定の場所に捨てます。石鹸や洗剤は環境負荷の少ないものを使い、水源に直接流さないようにしてください。共有設備は使い終わったら元の状態に戻し、異常があれば管理者に報告しましょう。初心者でも簡単にできるマナーです。
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